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商工会議所 NEWS
2018年3月3日号掲載
分かりづらいサービス品質を
「見える化」
「おもてなし規格認証」とは
地域の雇用を生み、地域に住む人たちの暮らしを支える経済の柱の一つが「サービス産業」です。しかし、サービスは“その場”“その人”が受けるもので、目に見えることはありません。また、質の高いサービスを提供しても、付加価値として価格に転嫁しづらいというのが現状です。
そこで経済産業省では、この状況を改善するためにサービス品質を「見える化」するための「おもてなし規格認証」を創設しました。静岡商工会議所は、全国に10ある「おもてなし規格認証」の認証機関の一つで認証の取得を通じて静岡県内企業の経営力向上を支援しています。
官民一体で認証登録を推進
またサービスを「見える化」することで、サービス産業の発展と、静岡の地域活性化が図られると積極的な認証取得を呼び掛けています。
認証は4種類あります。「自己適合宣言」としてできるのが「紅認証」。ウェブサイトの登録ページで、事業者が規定の30項目の取り組み状況を回答。15項目以上適合していれば登録でき、「登録証」と「登録マーク」が発行されます。その後は「金認証」「紺認証」へとステップアップも可能。静岡県内では、紅認証3364件、金認証が34件、紺認証が5件が登録。金認証の登録件数は全国1位です。
静岡商工会議所では、「おもてなし規格認証」の取得推進や認知度アップを図るため、県内の商工会議所や金融機関、県、市など官民一体で、取り組んでいます。認証されれば社員の意識付けや経営の改善などにもつながりそうです。まずは「紅認証」から始めませんか。
「おもてなし規格認証」取得し経営力の向上を図るため
静岡商工会議所で特に力を入れている項目
@ 「おもてなし規格認証」を取得する企業の拡大を図り、地域全体のおもてなし力を向上
A 2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、インバウンドへの対応力を強化
B 事業効率化・経営の高度化に向け、Fintech(フィンテック)社会に対応するIT導入を支援
C 業務や職場環境の改善によって生産性の向上につなげ、働き方改革を推進
■問い合わせ/
静岡商工会議所 (中小企業相談所静岡支所 観光・サービス課)
TEL 054(253)5113
http://www.shizuoka-cci.or.jp/omotenashi/
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