商工会議所 NEWS
2014年10月4日号掲載
職人たちの技術と伝統を受け継ぐ静岡市の伝統工芸
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フェアでは職人たちが生み出す伝統工芸品を堪能できる |
静岡市の伝統産業の歴史は古く、室町時代のころには椀などが盛んに作られていたようです。さらに江戸時代の初め、徳川家康公の命による駿府城築城や、 三代将軍徳川家光公による浅間神社造営のため、全国各地から職人が集められました。
駿府に永住した職人たちの技術と伝統が受け継がれ、そこから静岡の伝統工芸が発展。現在の木工や漆器、蒔絵の伝統工芸の元になりました。
「駿河ものづくり・伝統産業フェア」11月1日(土)〜16日(日)開催
2015年は、「徳川家康公顕彰四百年記念事業」が開催されます。
家康公が礎を築いた「世界史上例をみない平和国家」で「究極の循環型社会」、また「文化の成熟期」でもあった徳川時代の知恵を、未来の日本、そして未来の世界へ発信する事業です。
その一環として、静岡商工会議所製造業部会は、11月1〜16日、「駿河ものづくり・伝統産業フェア2014」を、インテリアショップ ORANDA―KAN」で開催します。
「静岡市は家康公の命により多くの職人が全国から集められ、切磋琢磨し、今日の伝統産業が形成されました。今回の伝統産業フェアは、伝統的な製品ばかりではなく、新しい伝統工芸品など、見どころ満載です。出展企業は静岡市内の企業ばかり。実演販売のイベントもあります」と担当の新産業課課長の赤堀弘英さん。
出展される商品は、家具や仏具、漆器などをはじめ、木製のオルゴールやアクセサリーなど、オリジナリティーにあふれた品も出展されます。
この機会に駿河の新しい伝統工芸品に触れてはいかがでしょう。
駿河ものづくり・伝統産業フェア2014
日時:11月1日(土)〜 16日(日) 午前10時〜午後6時、水曜休館
会場:インテリアショップORANDA―KAN、3 階展示場(静岡市駿河区津島町10-20)
主催:静岡商工会議所製造業部会 木漆分科会(駿 河ものづくり・伝統産業フェア実行委員会)
共催:静岡市・静岡特産工業協会
協力:静岡漆器工業協同組合、静岡県家具工業組合、静岡雑貨組合、静岡竹工芸(協)
駿河ものづくり・伝統産業フェア2014
静岡漆器工業協同組合/椀、盆、酒器、グラス、アクセサリー
神谷家具/和家具(水屋箪笥、火鉢)
青島建具工業/黒柿、茶箱、茶道具、文書箱
大日工業/ LEDの組み込まれた手すり「母の手」
小さな野ばらの樹/竹位牌など仏具、印章
リズム工芸/オルゴール付宝石箱、フォトスタンド
■問い合わせ/静岡商工会議所 産業振興部新産業課(静岡市清水区相生町6-17、静岡市清水産業・情報プラザ6 階)
TEL 054(353)3401 FAX 054(352)0405
e メール:info@shizuoka-cci.or.jp
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