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タウン新聞しずおか>>市 政 (見る・聞く・知る) レポート
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市 政 (見る・聞く・知る) レポート2017年12月9日号掲載
全国のコスプレイヤーが清水に集結「第5回富士山コスプレ世界大会」経済産業省と経済界がタッグを組み、月末金曜日の早期退社を奨励し、消費を喚起しようと今年2月から始まった「プレミアムフライデー」。実は、静岡市はプレミアムフライデーを軌道に乗せたとして、全国から注目されているのです。なぜ静岡市は順調に取り組みを進められたのか。裏側をのぞいてみました。 プレミアムフライデーで生活充実
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全国が注目する静岡市のプレミアムフライデーは、一体どうやって実現できたのでしょうか。
「プレミアムフライイチゴを味わいながらの会話も弾みそう店内レイアウトを検討する大学生。この事業を希望して、岩アゼミを選ぶ学生もデーの取り組みについては、まず、市内の商店街をはじめとする民間がやる気になったことで市が立ち上がり、事業として取り組むことを決めたのが昨年の12月。単なる消費喚起ではなく、ライフスタイルの充実を図る“働き方改革”のきっかけにしようというのが目標でした。そのためには、市民・企業・お店に呼びかけ、3本柱のオール静岡で取り組む必要があったのです」
とはいえ、準備期間はわずか2カ月。前例のない事業が無事にスタートまでこぎつけたのは、中心市街地の活性化を目指し活動する、企業や市民の団体「I Loveしずおか協議会」の全面的な協力があったからこそ。「市民やお店への働きかけはI Loveしずおか協議会とともに検討し、市職員は商工会議所の各部会に足を運び、企業に早時退社などへの理解や協力を求めるお願いに奮闘しました」
目の回るような2カ月の末、今年2月24日、静岡市のプレミアムフライデーが、第一歩を踏み出すことになったのです。
■問い合わせ/静岡市商業労政課
TEL 054(354)2306
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月末の金曜日、市内では、「静岡市プレミアムフライデー官民推進協議会」が企画する毎月のテーマに基づき、シンボルイベントが開かれます。過去9回の中で、印象的だったものを大石さんに聞いてみました。「4月には新社会人の大名刺交換会、8月は清水港の夕涼みベイクルーズ、10月はハロウィーンイベントなどが好評でした。協力宣言企業も増加傾向で400社に迫る勢い。商店からも消費増の声が届いています」。
最後に、「I Loveしずおか協議会」にぎわい創出部会長の雨宮潔さんに、お話しをお聞きしました。「食文化が豊かで、商店街や文化施設、行政などが中心地に集約する静岡市は、働く・遊ぶのバランスが取れた理想の生き方が実現できる街。企業はメリハリのある働き方で業績向上を目指し、店舗は活性化のカンフル剤として、プレミアムフライデーを一層活用してほしいですね」。
22日に開催される12月は「ありがとうを伝えよう」がテーマ。プレミアムな金曜日を楽しみませんか?
第10 回プレミアムフライデー
●開催日/ 12 月22 日(金)
●テーマ/「ありがとうを伝えよう」
●内容/イルミネーションのともる街中で、音楽演奏やホットドリンクの提供など
●場所/青葉シンボルロード
●問い合わせ/静岡市商業労政課
TEL 054(354)2306
◆ 静岡市長からのメッセージ ◆ 今年2月にスタートしたプレミアムフライデーを、静岡市では毎月継続して推進してきました。本市で、「オール静岡」となって取り組みをスタートし、これまで続けてこられたのは、I Loveしずおか協議会をはじめとする、地域のために活動していらっしゃる“おまち”のプレーヤーが多くいてくれた、という背景が大きかったと思っています。 |
12 月11日(月)、誰でも参加可能
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魅力的で個性ある個店を増やすことで、街全体の商業の活性化を目指す静岡市。静岡県立大学経営情報学部の教授・岩ア邦彦さんの研究室と市が連携し、経営学を学ぶ大学生と、店舗との協力による、商品・サービスの向上や、店作りに取り組んでいます。それが、平成24年度から始まった「大学生によるお店コンサルティング事業」。今年度も、事業への参加を希望した4店舗へのアプローチが終了し、12月11日(月)に「成果発表会」が行われます。
誰でも見学できるという発表会の、成果や見どころを商業労政課の久保田さんに聞きました。
「過去に参加した店舗からは、若者だからこその貴重な視点が得られ、非常に良かったという声が聞かれます。プレゼンテーションなどを通して、大学生の能力の高さを知っていただけます」
今年4店舗の要望は、店内レイアウトや体験型イベント、メニュー表改善などへのアイディア。大学生がどのような提案をするのか、楽しみです。
【大学生によるお店コンサルティング事業成果発表会】
●日時/ 12 月11 日(月) 午後7 時〜 8 時30分
●会場/ペガサート6 階
●参加/直接会場へ ※無料
●対象店舗/田丸屋本店、お米のみうら、Conche(コンチェ)、するがや
●大学生/静岡県立大学経営情報学部・岩ア邦彦さんのゼミ生
■問い合わせ/静岡市商業労政課
TEL 054(354)2306
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2 月3日(土)開催、男女各14 人募集中
静岡市は、市内で農業を営む独身男性との婚活「農コン」を実施し、これまで7組成婚という実績を持っています。近年は、週末に農業体験を行うJA静岡市の「ウイークエンドアグリ」とコラボ。共同で企画することで、より充実の内容となっています。
2月3日(土)には、JA静岡市本店調理室で恵方巻を作ったあと、久能の農園でいちご狩りを楽しむ「農コン」を予定。1月10日(水)まで、男女各14人の参加者を募集中です。農業政策課の堀田さんが、企画者として心掛けていることを教えてくれました。
「当日は、男性が育てた農作物を1品持ち寄り、抽選会を行うなど、農業に従事する男性ならではの生き生きとした魅力を知ってもらえるよう工夫しています。グループ作りやバスの座り方にも気を配ります」
女性は市外からの参加もOK。応募多数の場合は、抽選となります。
【いちご狩り&恵方巻作り】
●日時/ 2 月3日(土)午前10 時〜午後4 時30 分(受け付けは午前9 時30 分〜)
●場所/ JA 静岡市本店
●対象/市内で農業を営む男性、農業に興味のある女性(市外の人も可)
※男女とも25 歳〜 49 歳、各14 人
●参加費/ 1 人3000 円
●申し込み/静岡市コールセンター
TEL 054(200)4894 ※多数の場合抽選
■問い合わせ/静岡市農業政策課
TEL 054(354)2086