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伊藤喜一朗さん

駿河和染師

2020年7月24日号掲載

今年2月に工房オープン
静岡の藍染文化を発信!

「あらためて藍染の原料である『(すくも)づくり』を、藍の本場・徳島で学んできました」と話すのは、今年2月にオープンした「人宿藍染工房」の店主、駿河和染師の伊藤喜一朗さん。江戸時代から続く「いとう染工」8代目です。「おまち」と呼ばれたエリアの再開発事業に賛同し、「創造舎」に入社しました。

「自営の染色工房では長期留学は難しかったので、会社から派遣してもらえたのはありがたかったです。徳島では、藍は春に種まき、植え付け、夏には刈り取り、葉を乾燥させ貯蔵します。秋から発酵作業で、毎週葉を混ぜる『切り返し』を行います。湯気が立ち、臭いがきつくて大変ですが、それで美しい藍染の原料が出来上がります。重労働ですが、藍師たちは手を抜かず『藍』を守ってきました。本場の『天然灰汁発酵建て』という藍液の作り方もきっちり学びました。経験したからこそ『』がいかに貴重で、なぜ本藍製品が高価であるかを伝えられます」と伊藤さん。

「静岡に戻り、今年の春から畑を借り、藍畑も始めました。収穫、づくりをして『静岡藍』を作ってみたい。そして『いとう染工』に伝わるたくさんの型紙を生かした、新たなワークショップなども提案し、藍染文化を発信していきたいです」

7月25日(土)・26日(日)、正午から、工房で、アートユニット「TheSpot」とのコラボイベントが開催されます。のぞいてみては?

青陰悦子記者
いとう きいちろう
1969 年静岡市出身。「静岡染色業組合」代表。「するがクリエイティブ」メンバー。1998 年に実家「いとう染工」の8 代目を継ぐ。2018 年秋、まちの再開発事業を手がける「デザインオフィス創造舎」に入社。翌年春から徳島県の「ジャパンブルー上板・技の館」に留学。2020 年2 月工房の店主に
■「人宿藍染工房」午前9 時〜午後7 時、月曜定休。葵区人宿町2-6-5
TEL 080(2610)6572
https://shizuoka-i.com
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